センター概要
センター長からのメッセージ
龍谷大学より 重点強化型研究推進事業に選定され、グローバル・アフェアーズ研究センター(GARC)は2022年で4年目を迎えました。GARCの役割は、その前身(アフラシア平和開発研究センターとアフラシア研究センター)の方針に従い、国際的な研究協力を通じて既存の学問の範囲を超えた学際的な洞察を加え、地球規模の問題に取り組むことです。紛争問題の解決やその先を研究するGARCは、仏教学、国際関係論、地域研究、コミュニケーション研究(言語教育を含む)などを駆使し、それらの関係性や主観性などの重要な概念に焦点を当てることで、龍谷大学独自の研究部門として躍進し続けています。また、GARCは、国際会議や学術雑誌を中心に研究成果を発信することで、本学の国際的な研究知名度を高めることを目指しています。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大とそれに伴う国境閉鎖により、GARCメンバーはデータ収集やフィールドワークを目的とした海外出張が困難になっていましたが、国内外の研究者を招いたオンラインでのセミナーやワークショップの開催にも積極的に取り組んでいます。さらに、2019年以来、10本を超えるWeb of Science Core Collectionの出版物を発行しています。武力紛争、景気後退、エネルギー供給、気候変動、移民、公衆衛生などの地球規模の問題がより深刻化している中、GARCはこれらの困難な課題に光を当てるために引き続き努力していきます。本研究センターでは、学問分野や地理的境界を越えて、より若い世代の研究者と共同研究を行えることを楽しみにしています。
陳 慶昌(国際学部 教授)